〔2020.10〕ごあいさつ 〔2021.01〕ごあいさつ

■茨木市会議員  ─ 塚 理のごあいさつ ─

「ご挨拶」
∼痛みを知り、寄り添う∼

 「塚さんは、お子さんと一緒にイベントに参加されないの?他の議員は連れてきているよ。」との声をいただきます。私は心に決めていることがあります。「相手から子どもの話が出るまでこちらからはしない。」、「議員の立場として子どもをイベントに連れていかない。」。それは、一つの経験からです。

 私は幸運なことに、この4年の間に子どもに恵まれましたが、数年間不妊治療を行っていました。約4年前、新聞記者から、男性側からの不妊治療についての視点を記事にしたいとの話があり、全国版に記事が掲載されました。ヤフーニュースにてもその日の検索トップニュースになり、「大きな勇気をもらった。」「よいアドバイスになった」等、全国から多くの声をいただきました。また地域の方々や議員仲間からも「実は私も不妊治療経験者。声や気持ちがもっと多くの人にわかってもらえる環境になったらいいのに。」等の声を多くいただきました。

 記事にも掲載いただいた私の思いは、「痛みを知り、寄り添う」ことです。「世の中には様々な人がいる。子どもが好きな人、嫌いな人。様々な理由で子どもが欲しくてもそれが叶わない人。」。自身が不妊治療を経験し、そんな様々な思いを多くいただいてきたからこそ、政治の現場でできることがあると考えています。

 菅内閣が発足し、不妊治療に対しての新たな取り組みが進められようとしていますが、皆様は、本市独自の特定不妊治療費助成事業があるのをご存知でしょうか?これは国や大阪府の事業の使い勝手が悪いことを私が経験した上で、新たに提案したことにすぐに行政が動いてくれた成果でもあります。現在も毎年多く方に活用をいただいています。また、この間、共働きの経験を基に議会で提案し、様々な施策も誕生しました。

 これからも「痛みを知り、寄り添う」という言葉や視点を大切にし、皆様に身近な政治を行ってまいります。

 
 
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