■塚 理の4つの茨木市未来創成ビジョン2021検証結果

◎皆さんの声がカタチになりました!!

・塚 理の4つの茨木市未来創成ビジョン2021検証

私は、皆さんの票が活かされる「マニフェスト=約束する」の政治へ転換していく必要があると考え、4年前の選挙もマニフェスト2021を提示させていただきました。塚のマニフェスト2021の全項目の結果と評価です。

◎塚 理の4つの茨木市未来創成ビジョン2021

地域第一!政策中心!政治の「見える化、わかる化、いかす化」始めます!!

1お祖父さん、お祖母さん、お父さん、お母さん、子どもたち。みんなが笑顔の街づくり。
2みんながわかって納得の街づくり。
3いつも安心・安全の街づくり。
4みんなが住みたい、住んでよかった街づくり。

○(医療)地域医療再生!健康都市いばらきへ!!地域で医療を守り、育てます。

・医療体制の充実。
(総合病院誘致に向けて、救急医療や小児科を含めた市民ニーズが高い診療科体制を構築します。また、医療資源調査分析にて明らかになった、医療機関が少ない山間及び丘陵地域に対しての新しい医療体制の再構築を図ります。)

<結果>総合病院誘致が決定し、診療科体制も話し合われていましたが、物価高等の影響で現在進捗が滞っています。また、山間及び丘陵地域に対しての医療体制の構築も2年半のコロナ禍の影響で進捗が滞っています。(評価40点)

・予防医療、予防介護への取り組み強化。
(新型コロナウイルス感染症を含めた新型感染症への対策の強化を図ります。また、健幸寿命の増進を図るため、大学病院等との連携にて新たな予防医療、予防介護にも力を入れ、市民の健康保持増進に努めます。)

<結果>新型コロナウイルス感染症の本市での経過や取りまとめはできましたが、今後の新型感染症への対策が課題です。予防介護については各地域でも取り組みがスタートしていますが、予防医療についてはコロナ禍が長引いたため進捗が滞っています。(評価50点)

・心のケア、認知症対策の充実。
(国民病になりつつある、うつ病や認知症に対して医療機関と連携し、新たな取り組みに力を入れます。)

<結果>取り組みを進めましたが、少し取り組みが停滞しています。(評価30点)

・持続可能な地域医療を創り、安心な医療体制の構築。
(在宅医療や訪問診療体制を進めます。)

<結果>在宅医療をされる先生方も増えてき、以前は在宅医療は担当課が介護部門であったものを医療部門で専門的に取り組む体制をつくることができました。(評価70点)

・医療と福祉の連携強化。
(ITCを利用しての医療と介護の連携。担当課の設置も行うことでより良質な医療の発展を目指します。)

<結果>医療と介護との連携は進んでいますが、ICTの活用はまだまだこれからであり、担当課の設置には至っておりません。一方で、現担当課にてアプリの導入等が始まりました。(評価40点)

・大学等との連携による医療従事者の確保。
(市内大学の看護学部等との連携により、卒業後に茨木市で働いていただける環境作りに取り組みます。)

<結果>議会での質疑にて、重要性については認識を共有いただけましたが、実現には至っておりません。誘致病院先が大阪医科薬科大学ということで、今後の連携の可能性が大きいです。(評価20点)

・各医療機関への連携支援。
(新型感染症発生時のネットワーク構築や画像データ等を共有できるネットワークの構築を支援します。)

<結果>コロナ禍にて問題点が明確になりました。行政もネットワークの構築には力を入れていただいていますが、画像データ等の共有には至っておりません。一方でマイナンバーにて全国的に画像データ等の共有が今後なされる可能性が大きいです。(評価50点)

○(福祉)地域で一緒に助け合い、生活できる場所を創ります。

・茨木版地域包括ケアシステムの構築
(医療・介護の観点からだけでなく、高齢者や障がい者、子ども達まで地域で安心して暮らすことのできるネットワークを構築します。在宅医療や在宅サービス、相談体制の一層の強化を図ります。)

<結果>地域包括ケアシステムの構築のために各地域で多くの方々の協力のもと話し合いが進んでいます。また、コロナ禍を経て、各地区福祉センターを拠点に新しい取り組みが始まりつつあります。今後、地区福祉センターも多くの方々にどのように活用していただけるかが課題です。(評価60点)

・山間及び丘陵地域や郊外地域での高齢者等の移動支援への取り組み。
(高齢者等で運転免許証を返納した方への公共交通利用に際しての補助をおこないます。)

<結果>運転免許証を返納された方への交通費の一部助成に留まっており、コロナ禍を経て、公共交通を維持することも大きな課題になってきました。(評価20点)

・各医療機関へのアクセスの工夫。
(各医療機関が送迎のバスを運行していますが、共同運行にて各医療機関を循環できる仕組みを考えます。)

<結果>担当課が各医療機関に話を持ち掛けていただいていますが、コロナ禍があったこともあり、進捗が滞っています。(評価20点)

介護や保育に携わる人材の確保及び処遇改善。
(介護や保育でお世話になる方々は人財です。大切な人財や能力を茨木市でつかっていただくためにも処遇改善に取り組みます。)

<結果>議会での質疑にて、重要性については認識を共有いただけましたが、大きな改善には至っておりません。保育職では一部分実現しておりますが、介護職については今後の課題です。(評価50点)

・高齢者、障がい者の雇用や居住対策。
(高齢者や障がい者が安心して社会生活を送れる居住の場・労働の確保に向けた制度を充実します。)

<結果>各地域にて引き続きグループホームが多く設置されるようになってきました。雇用については一層の研究が必要と考えます。(評価40点)

・障がいについての正しい理解をより普及させます。
(障がいをきちんと啓発し、障がい者への療育やカウンセリングができる仕組みをつくります。)

<結果>障がい者への療育やカウンセリングについては取り組みに力を入れていただいていますが、より一層の取り組みが必要と考えます。2024年9月議会で取り上げ、引き続き取り組み中です。(評価40点)

○(子育て・教育)子どもたちに優しい街は高齢者にも優しい街。将来の納税者への先行投資として総合的政策をおこないます。

・茨木版ネウボラの構築。
(妊娠を考えた時から、妊娠や出産、子育てまで、切れ目のない支援を円滑におこなえるような体制の整備に努め、虐待防止や産後うつ対策にも繋げます。)

<結果>オニくるが完成し、茨木版ネウボラも完成しました。今後も切れ目ない支援を行なえるように見守ります。(評価100点)

・保育園待機児童の解消。
(待機児童ゼロを目指し、民間の力や地域の皆さんのお力を借りて、待機児童ゼロを目指します。また、支援がほとんどない認可外保育園に対する支援や、休日保育等の多様な保育ニーズへの対応も図ります。)

<結果>本市は幸せなことに子どもが年々増え続けていることもあり、様々な取り組みも行っていますが、待機児童ゼロにはあと一歩です。また、コロナ禍にても認可外保育園に対しての支援も提案しましたが、大きな支援にはまだ結びついていません。(評価50点)

・産前産後や幼少期への手厚い支援を行います。
(18歳までの子ども医療費助成拡大が注目されていますが、本当に困っている方が多い、産前産後や幼少期への支援を優先して取り組みます。)

<結果>コロナ禍にて進捗が滞っています。現在、私自身もエビデンスを示すために、データ分析をさせていただいている最中です。(評価30点)

・障がいのある子どもへの支援の充実。
(障がいのある子どもや発達に不安のある子どもについて、その個性や可能性を伸ばし、家族等も支えるための支援を充実します。)

<結果>様々な取り組みが始まっていますが、子育て部門や福祉部門との連携だけでなく、教育委員会とのより一層の連携が必要と考えます。(評価40点)

・子どもたちのために行政の風通りをよくします。
(保育体制や子供手当をよくするだけでは子どもが増えるわけではありません。働き方や雇用面を考える必要があり、新しい行政連携が必要です。商工労政課、子育て支援課、福祉政策課の連携を強化します。)

<結果>担当部署を越えて、様々な取り組みが始まっていますが、より一層の取り組みが必要と考えます。(評価50点)

・CSRでの子育て支援企業に対する優遇措置。
(企業内保育所や育児休暇をとることができる企業はまだまだ少ない状態です。大手企業だけでなく、市内の中小企業でも子育て支援や男性育児休業に積極的な企業には税制面や入札などの優遇措置を行います。また、子育て応援パスポートなど官民協働で子育てを応援します。)

<結果>子育て支援や男性育児休業に積極的な企業には税制面や入札などの優遇措置の導入には至っておりませんが、子育て応援パスポートに似た取り組みを実施いただいています。(評価50点)

○(街づくり)地域格差ではなく地域の特徴を活かします。

・都市縮小時代に向けてのコンパクトシティの充実。
(中心市街地に、より生活機能を集約しつつ、稼ぐエリア、稼ぐインフラの実現を目指します。各地域では公民館、コミセンを活用しネットワーク型街づくりを図ります。また高齢化対策の一つとして、山間部での用途制限の特例を検討します。彩都地区のインフラ整備<交番、消防署分署の設置>、や空き屋等を含めた住宅政策をも早急におこないます。)

<結果>コンパクトシティの街づくりについては4年前より計画が進んでいます。一方で、私の考えの各地域での公民館、コミセンを活用しネットワーク型街づくりについては、やはり現在の行政の方向性とは異なっているようです。また、山間部にての特例等については研究していただき、空き家等も含めて様々な取り組みが始まりました。(評価60点)

・JR茨木駅、阪急茨木市駅前、阪急総持寺駅前の再整備事業や市中心部整備事業への取り組み。
(JR茨木駅、阪急茨木市駅の両駅間の一方通行化を含め、ビッグデータを利用し、交通混雑の緩和への新しい取り組みをおこないます。また、女性や障がい者目線でのユニバーサルデザインを用いた上で、駅前に保育園や図書館分室、市役所出張所の設置を目指します。JR茨木駅への新快速停車も試みます。)

<結果>各駅前の再々整備についても、大きく取り組みが進みました。また、JR茨木駅、阪急総持寺駅前については進捗中です。新快速停車については引き続き取り組みます。(評価70点)

・新しい企業誘致対策。
(お金で企業誘致をする時代は終わりました。企業誘致にも付加価値が必要です。市内大学との連携等で、医療・福祉・健康分野の企業誘致を積極的に取り組み、茨木市独自の企業誘致への付加価値を高めます。)

<結果>本市で事業をいただいている企業に対してはフォローをいただきつつ、市民の皆さんに市内企業を知ってもらう取り組み等を始めました。また、彩都での新しい企業誘致や市内の企業誘致条例の見直しが今後されることになりました。(評価70点)

・企業の社会的責任(CSR)を用いた民間との連携事業。
(災害時に市内企業やスーパーなどによる救援物資支援協定の締結や子育て支援対策、雇用問題に対しても連携します。)

<結果>災害時に市内企業やスーパーなどによる支援協定の締結等が大きく進んでいます。また、市内企業だけでなく子育て企業や雇用関係の企業との連携協定のお手伝いもさせていただきました。(評価100点)

・市内大学と市内企業とのインターンによる雇用創出マッチングシステム。
(市内の大学と地元企業との間でインターンシップ関係を結び、市内での雇用創出と学生の就職活動をスムーズにさせる制度を導入します。 )

<結果>地域大学と地域企業とのインターンシップ関係は進みつつありますが、雇用創出との関係が分析できていません。一方で、雇用促進の一助になるように市内企業での企業見学等の新しい取り組みが始まりました。(評価60点)

・市内企業への支援拡大。
(新しく茨木市で創業や起業していただける企業だけでなく、既存の市内企業に対して支援を拡大します。)

<結果>既存の市内企業への支援の仕方を今後変更する、企業誘致条例が検討されています。(評価80点)

○(行政運営)行政も経営だ!!攻めの行政経営をおこない、子供にツケをまわさない行政運営をおこないます。歳出削減には限界があり、歳入を増やす政策をさらに実施します。

・行政マーケティング制度の実施。
(市民サービスの満足度や市民の幸福度、思いなどを調査し、政策に役立てます。また、AIやICTの活用も拡充します。)

<結果>福岡市長自ら、様々な方と対話を重ねられており、第6次総合計画を策定するにあたり様々な取り組みがおこなわれました。一方で、総務常任委員会にて市長に対して行政マーケティングの実施等も含めた内容の提言書を提出しました。(評価50点)

・行政をもっと見える化へ。
(行政サービスにどれくらいの負担がかかっているのか等、政策の立案、実施過程をオープンにし、評価に際しては市民の皆さんに参加をいただけるようにします。また、外部監査や様々な事業に外部評価を導入します。)

<結果>外部監査導入には至っていませんが、外部評価については研究をいただいています。(評価40点)

・より魅力のある人財の発掘と登用をおこないます。
(内部人財だけでなく、民間企業からの専門職の登用やUターン公務員の登用もおこないます。)

<結果>民間企業からの専門職の登用やUターン公務員の登用については進捗が滞っています。(評価10点)

・部長マニフェストの導入。
(市長だけでなく、各部長が市長マニフェストや総合計画をもとにマニフェストを作成し、仕事の見える化をおこないます。)

<結果>残念ながら、導入に至っていません。(評価0点)

・公益通報制度の確立。
(不正に対して内部通報だけでなく、外部監査室の設置などにより不正などを通報した人の立場や権利が守られる制度を徹底します。)

<結果>兵庫県庁においても大きな問題になった公益通報制度ですが、行政側は公平委員会があるので問題ないとの考え方で、私との考え方が少し異なります。(評価30点)

・電子自治体の更なる推進。
(行政が所持しているビッグデータを活用し、政策立案に役立てます。また、ビッグデータを解析、活用ができるデータサイエンティストの育成にも取り組みます。)

<結果>ビッグデータ活用について少しづつ取り組みが始まっています。データサイエンティストについては研究中です。(評価70点)

○(環境)子どもたちへの贈り物~環境未来都市を目指して~

・行動する環境教育。
(子どもたちへの環境教育の取り組みとともに、公共交通などの普及を促進し、環境未来都市づくりを進めます。)

<結果>教育現場にて環境教育の取り組みは進んでいますが、より一層の取り組みが必要と考えます。(評価70点)

・「もったいない」から「得する」事業。
(公立小中学校で生徒と教員で協力した光熱水費の節約金を、子どもたちのために活かせる仕組みを考えます。)

<結果>縦割り行政の壁にて取り組みが非常に難しいことがわかりましたが、現在も研究をしていただいています。(評価点)

○(議会改革)行政チェック機関から政策提案集団へ

・考える議会から行動する議会へ。
(議会、議員の評価指標(アウトカム)、成果指標を導入します。また、市長選挙と同時期での市議会議員選挙の実施を目指します。)

<結果>議会、議員の評価指標(アウトカム)、成果指標を導入は困難であることがわかりました。一方で、否決にはなりましたが、私たちの会派から市長選挙と同時期での市議会議員選挙実施のための議会解散決議を提出しました。(評価50点)

・見せる議会から魅せる議会へ。
(議会基本条例の活用をおこない、従来とは異なった、様々な方々との意見交換会や議会報告会の実施を目指します。)

<結果>従来と異なった議会報告会(地域の大学生だけでなく高校生と)を実施。また、議会全体での議会基本条例の見直しも実施。(評価100点)

○(市民活動)住民主体の市民活動と住民参画の街づくりを実践します。

・防災、防犯に対しての地域対策。
(南海トラフ地震や洪水などへの自治会単位での地域対策をより強化し、防災教育に力を入れます。また、福祉避難所の拡充や避難情報の発信への工夫をおこないます。)

<結果>各地域で自主防災組織が立ち上がり、現在様々な取り組みが始まっています。一方で、福祉避難所は民間施設との話し合いで大きな拡充はされておらず、課題です。(評価65点)

・高校生や大学生からの住民参画。
(自治会活動や地域コミュニティ活動、シニア世代の活動支援はもとより、学生議会や若者会議を開き、若年層の意見が活かされるシステムを構築します。)

<結果>各地域で若年層の住民参画の取り組みが徐々に始まってきました。また、第6次総合計画を作成する際に市内の中学生にも話を聞く取り組みも実施されました。議会においても高校生や大学生との意見交換会を実施しました。(評価90点)

・遊休農地、生産緑地、竹林、山林を活用し、農と教育、福祉との協働で都市近郊農業や里山の保全・活性化を図ります。又、鳥獣対策にも力を入れます。
(子ども達の農業体験や障がい者の就労にも試みます。)

<結果>鳥獣対策については、様々な工夫や補助金も計上いただいていますが、遊休農地等の活用策としての、農と教育、福祉との協働はあまり進んでいません。(評価30点)

・都市近郊農業の特性を活かした事業。
(市民参加型農業を実践するための農業特区の導入や、地場産品を使った新しい商品開発や市内企業との連携に取り組みます。)

<結果>残念ながら、取り組みが滞っています。一方で個人で地場産品を使った新しい商品開発や市内企業との連携を模索されている動きが出てきました。(評価10点)

・市民活動センターの充実とコミュ二ティビジネス支援
(市民団体の拠点となる市民活動センターをより使いやすくし、地域発のコミュニティビジネスの相談にものれる体制を考えます。)

<結果>様々な取り組みや団体同士の繋がりに力をいただいていますが、地域発のコミュニティビジネス支援については、より一層の取り組みが必要と考えます。(評価60点)

*この4年間は2年半がコロナ禍であり、新型コロナウイルス感染症対策への重点が置かれ、行政活動も停滞気味でした。また、議会においても新型コロナウイルス感染症関連の質疑に多くの時間が割かれた状況でもありました。そのような状況下で私のマニフェストも進捗が滞っているものもありますが、担当課と膝を合わせて話し合いもしてまいりました。
総合評価としては65点と考えております。今後も実現に向けて頑張る所存です。

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