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塚理のひとり言3
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■塚理のひとり言 (2009年1月)
これからの塚の公約や挑戦はホームページや新聞にて今まで以上に発信してまいります。
この4年間、市内の駅で朝晩街頭演説を行い、愛用の自転車で街をまわり、様々な声をいただいてきました。
「塚さん、茨木市は大丈夫なんか?」
「市は黒字で心配ないと言うけど、あれだけ企業が出ていって大丈夫なはずがないだろう。」
など私たちの街を心配する声が多くありました。
そこで私は、大学院の上山信一教授
(大阪府特別顧問)
に相談させていただき、10月に活動報告新聞を作成しました。そして、10月から12月にかけてほぼ全世帯にボランティアの皆様のお力や自身の足で歩き配布させていただきました。
すると新聞を読んだ行政幹部やOBの方々から様々なご意見をいただきました。
「赤字会計という言葉はどこからきているのか?」
「根拠がないことを書かないで欲しい。」
などの声でした。
しかし、私は嘘を言っているのかと言うとそうではありません。ただ、行政と私たち市民の視点がずれていると感じるのです。少し説明をさせていただくと、茨木市は広報において黒字会計で豊かな街をうたっています。
しかし、特別会計である国民健康保険事業や下水道事業などは毎年赤字決算をしており、私たちの税金の多くを占める一般会計から繰り入れという穴埋めをしているのです。これは現法律では違法ではありません。
しかし私が言いたいのは合法、違法ではなく、
「行政は市民の目線に立って一緒に考えていくべきなのではないですか?」
ということなのです。
特別会計での赤字は事実上の累積赤字です。
財政健全化法で有名になった泉佐野市や泉大津市、また過去に問題になった大阪市も同様なのです。合法的だからという形で特別会計の赤字を一般会計から穴埋めし続けた結果、取り返しが困難な状態になってから市民に情報をオープンにしたのです。
この状態になって情報開示されても私たちは何もできないのではないでしょうか。
少ない赤字額の時からすべての情報をオープンにしていれば、私たち市民も
「今、赤字が増えているなら無理な市民サービスの要求はやめよう。」「私たちにもできることがあるはず。」
と納得できるのです。
私は、行政が住民参画を呼びかけるのであれば、市民にわかりやすい形での情報開示が一番大切と考えています。
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茨木市議会委員 塚 理(つか さとる)
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