政治家の覚悟∼命を守るという言葉を胸に∼
「命を守る」との言葉が政治の世界で多用されます。政治家によって言葉の重みが違うのかもしれません。私には大変重い言葉です。私の政治への第一歩を決めるきっかけの一つは医療現場で見てきた崩壊していく地域医療の現状でした。疲弊していく医療従事者、受診する病院がなくなるという患者さん達を目の当りにする一方で、行政も議員も議論をするデータや資料がなく、議会では主観や思い込みが先行し、エビデンスに基づく質疑がなされていない状態でした。「こんな状態では誰も幸せにならない。自身が医療政策のプロになるしかない。」との思いで、地域医療の立て直しの研究や勉強を続けてきました。特にコロナ禍の約3年半で多くの皆さんが改めて、医療体制の大切さや必要性を感じられたのではないでしょうか。「今までの医療体制で十分。近くに病院があるから関係ない。」そんな言葉がコロナ禍前には議会内外でも聞かれました。私は特定の地域や既得権を守るのではなく、20年、30年後の街全体の未来を守るために、これからも「命を守る」という言葉を胸に、この街から医療を立て直すために躍進します。