「ご挨拶」∼未来への責任∼
「塚さんの言っていたとおりになりましたね。どうして予測できたのですか?」との声を市民の方や本市を含めた各地の議員の方々からよくいただきます。私は、2020年6月頃から街頭演説時や様々な場面で、過去の疫学調査の結果や環境因子、行動変容等を踏まえ、「新型コロナ感染症の拡大時のスピードは大阪府の方が東京都よりも速く拡大する可能性が示唆される。」との仮説を発信していたからです。
私は政治にも科学的な視点が必要であるとの考え方をもっています。最近、政治を志す方の発行物を見ていると、「あれもやります。これもやります。」と言われる方が増えている気がします。また、「他市と比較すると、茨木市は〇〇事業をやっていません。」と比較される方もいます。では、その発信をされる際に本市の財政状況(歳入や歳出のあり方)や比較をおこなう他市の財政規模、歳入の内訳、事業数の動向、高齢化率や出生率等の人口動態等を正しく比較され、科学的に分析されているのでしょうか。
「あれもやります。これもやります。」との言葉は非常に魅力的な響きです。しかしながら、当たり前に事業をおこなうためのお金は私たちの税金だけでなく、未来の子どもたちからも借りているものもあります。私は、議員も職員同様に街の現状を客観的に分析し、政策の財源はどこからかを踏まえた上で、客観的根拠に基づいた提案をマニフェストや公約にすべきだと考えています。私の今までのマニフェストはできるだけお金をかけない官民連携や広域連携等の仕組み(汗、知恵を出す)を考えてきました。私はこれからも子ども達や未来のために責任をもつという意味を胸に刻み、成熟した民主主義を皆さんと一緒に創っていきたいと考えています。